2018年12月27日木曜日

第45回 北海道教育美術展


 今日(12月27日)と明日の2日間、第45回北海道教育美術展 審査研修会が行われます。心配された天気も今のところは晴天です。全道各地からたくさんの先生が集まり研修を深めました。

「図工美術にかかわる資質は、日常生活の中にたくさんあります。その感覚を培う、図工美術の存在を、改めて感じることのできる、審査会にしたい」という会長の挨拶で今年度の審査会が開会されました。会場の札幌市立前田中央小学校には、50名を超える先生・OBの皆様、そして40名近い学生さんが集まりました。

この2日間、幼稚園から中学生までの作品を見ることを通して図画工作・美術教育のあり方を学びます。「子どもの声が聞こえてきそうな作品」を、大きなキーワードに楽しそうに絵をかいていることが伝わってくる作品を選び、絵から伝わる子どもの思いを語り合いました。

 

審査の前に、全員で子どもの絵の見方をキーワードをもとに研修し、本連盟が奨励する作品の考えを確かめました。発達段階にあったキーワードを研究部でまとめ、全員が共通の視点で審査できるように昨年度の作品を鑑賞しながら研修しました。


はじめに、各グループに分かれ審査を行い、その中でグループが推奨する作品を選出します。ここでたくさんの情報が交流されます。「この子、絵をかくの好きなんだね」「見ていてホッとする作品だね」そして、その絵を見ながら、子どもの表現についての交流が研修になるのです。

各グループで推奨された作品は会場に集まった審査員全員で見る全体審査会で見合います。作品を通しての思いや、教室での指導など、ここでもたくさんの思いが語られます。


そして、奨励賞作品を選びます。たくさんの思いが語られ、図画工作。美術教育に関する考えを交流することで、一人一人の学びを深めます。ここでの出会いや語らいが明日の美術教育を作っていくといつも感じます。